※事例から学ぶリンゴループ脱出方法　＜iPhone7の修理事例より＞

2020年8月3日

《事例から学ぶリンゴループ不具合からの脱出》

ふとした事から良く出現するリンゴループ。

アップデートの途中でとか、ストレージが一杯で写真を保存していたらとか、朝起きたらなっていたとか、落としてしまったらなっていたとか、、、なるタイミングは人それぞれです。

そして、直り方も人それぞれです。強制再起動だけで治ったり、iOSアップデートで治ったり、それでもダメなら初期化‼️となります。データが消えますがスマホは普通に使えるようになるので、それで良しとする場合が多いのです。しかし、厄介なのは基盤まで損傷している場合です。その場合は、基盤修理が必要となり、高額修理料金と新品に買い替える料金とを両天秤にかけて二者選択を迫られます。

さて、今回のiPhone7のリンゴループですが、アップデートしても直らない。思い切って復元（初期化）しても直らない。もしかしてDFUモードからならなんとかなるのでは？という薄い期待も破れて直らない。

もう、打つ手なしやわぁ〜と思いながらも、気を取り直して、スマホ開封、イヤースピーカーケーブル、液晶ケーブル、ドックコネクタケーブル、アウトカメラコネクタなど外して、バッテリーも新品に替えて、もう一度電源ONすると、なんと⁉️なんと‼️ビックリ❣️突然勝手に再起動が始まってホーム画面となり復旧しました。

でも、ホームボタンは効かない状況でした。しかし、調べてみると悪いのはホームボタンではなくてパネル側のケーブルが断線している模様です。パネル交換、ホームボタンの移植で無事にホームボタンも効くようになり完全復旧となりました。

今回は、事前の聞き取り調査で、「ストレージが一杯であること」「そのため1年以上iOSアップデートが更新できていないこと」「バッテリーも弱っていること」というリンゴループに陥りやすい三重苦を聞いていたので、これは絶対にソフト面に問題ありと、こだわり過ぎてMac iTunes、Win iTunes、障害修復ソフト、を4時間駆使して時間を無駄に過ごしてしまいました。

遠回りはしましたが、良き経験をしたとも言えるでしょう。無事にiPhone7は復旧できました。新品画面なので保護ガラスも貼らしていただきました。まだまだ、iOSも最新に更新できますから、頭脳は一線級でバリバリとアプリも使用可能です。ぜひ末長く使ってやってくださいませ。

みなさんいかがでしたか？リンゴループ脱出の参考の一助となれば幸いです。今回の事例では、リンゴループの真の原因は、落とした時の衝撃でパネル内のホームボタンコネクタから液晶ケーブルコネクタまでのどこかが断線したために発生したトラブルでした。ソフト面ではなく物理的に信号が伝わらない状況が発生していたのですね。だから正常な起動が阻害されてリンゴループしていた訳です。

リンゴループ脱出の方程式にこの場合もあることを組み入れて考慮が必要であると教わりました。また、何かございましたら気兼ねなくご相談くださいませ〜〜（＾＾）））／宜しくお願い致します。

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